真夏の都知事選、決戦日まで後5日

決戦日まで後５日になった各陣営の街頭演説はターゲットを
絞ってきましたね。

小池氏は世論調査で一歩リードと出ていますので、自民推薦
の増田氏のターゲットは小池氏一本になるでしょう。

自民推薦の増田氏ＶＳ非推薦の小池氏。

都知事選の後半戦はこの構図で展開しますね。

都知事選、世論調査では小池氏リード

では、なぜ自民非推薦の小池氏が一歩リードしているの
でしょうか？

無党派の票が全て小池氏に流れるわけではありません。

今回の選挙は政策に関しては差がありません。

福祉も大切、待機児童、高齢者問題も大事、直下型地震
への対策は緊急課題だと思います。

その点では、小池氏いわくの電線地中化対策は評価できる
施策ですね。

石原都政のディーゼル規制に匹敵する施策です。
なにより東京の空がスッキリします。

しかしなぜ自民党の推薦が取れなかった小池氏がリード
しているのでしょうか？

小池氏の後半戦のアピールは「都民のための都政」です。

前知事の松添氏も選挙中は「介護を充実される都政」でした。

しかし選挙で公約にした政策を反故にし、都民は騙されました。

自民党推薦でない小池氏ですが、自民党を離党しているわけ
ではありません。

それからもう一つの疑問は、前知事松添氏の応援演説には
安倍総理がいました。

しかし今回の自民推薦の増田氏の応援には安倍総理はいま
せん。

自民党推薦の増田氏に自民党総裁が応援に来ない裏に何が
あるのか、この裏はＴＶや新聞で報道していません。

管官房長官は劇場型の女性候補を批判しています。
増田氏も日本記者クラブ主催の航海討論会で批判していました。

その劇場型のドラマのタイトル（公約）は「都議会解散」です。

もちろん現実的ではありません。
議会の解散は議会に不信任案を出されたときだけです。

しかしなぜ小池氏は不可能な都議会解散を公約にし劇場型
にしたのでしょうか？

ＴＶや新聞などの大手マスコミは話題性もあり大きく取り上げ
ますので空中戦は成功したわけです。

小池氏ＶＳ都議会の構図は、
小池氏ＶＳ（自民都連と森元総理連合）に少しフォーカス
すると見えてきます。

できれば小池氏は自民党を離党し真に都民のための都政の
演説をし、その中に都連の話をしてほしかったですね。
（街頭演説でしているのかもしれませんが・・・）

いずれにせよこの都知事選の深堀は、
小池氏が知事になって得する自民党議員、自民都連を無視
して知事選に出馬した小池氏を許さない自民党議員の対立
でもあるのです。

しかし「都知事選における党紀の保持について」の文書は何
だったのですかね？

決戦日まで後５日、都民は考えて考えて投票しましょう。

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タグ：小池百合子