羽生結弦選手、フリー演目は陰陽師のテーマ曲。

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羽生結弦選手、フリー演目は陰陽師のテーマ曲。　[スポーツ] [編集]

【フィギュアグランプリ・シリーズカナダ大会、１０月３０日開幕】

羽生結弦、初戦のオータムクラシックは、「陰陽師」の
劇中歌を使っていましたね。

陰陽師は２００１年に狂言の「野村萬斎」さんが安倍晴明を演じ
上映しヒットした映画です。

羽生結弦さんはなぜこの陰陽師のテーマ曲（龍笛独奏）を
題材にしたのでしょうか。

そのヒントは、９月２２日に羽生結弦×野村萬斎の対談が
能舞台にありました。

初めての対面でした。

羽生さんは、緊張、緊張の言葉の連続で珍しく取り乱していました。

安倍晴明が呪文の時に行うその同じポーズを振付に取り入れたのです。

萬斎さんから狂言の極意を聞き、その天中地の意味を聞き取り取り入
れたのです。

子供の頃から憧れていた狂言の萬斎さんでしたが、
その影響は母の教育だったそうです。

母は、将来のため日本の伝統芸能に触れさせておきたいと能や狂言や
歌舞伎などの映像を見せてきたそうです。

そして、もう一人の阿部晴明は、5歳のときから親交がある整体師の
「菊地晃」さんです。

羽生の故郷、仙台市内で整骨院を営む菊地さんです。

羽生は夢枕獏氏の『陰陽師』シリーズが愛読書のひとつで、
中国をルーツにした陰陽道や菊地さんが専門とする気功術
などに興味を持っており、彼の治療やメンタル面の指導に
信頼を寄せていました。

羽生結弦の呪文は何を祈願しているのか。
会場の運気を上げるのか、清めるのか。

今回の安倍晴明に扮する演技にしても、菊地さんのアドバイス
があったようですよ。

そして、三人目の安倍晴明は振り付けの
「シェイ＝リーン・ボーン」氏です。

もちろん彼女は日本の平安時代の陰陽師の存在など
知る由もありません。

外国人にとっても神秘的で新鮮に映るだろうという
狙いがあるのでしょう。

１０月３０日開幕の
フィギュアグランプリ・シリーズ、カナダ大会。

フリー演目「SEIMEI」のテーマ曲で演じる羽生結弦に注目です。