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旭化成建材のデータ改ざん、今度は北海道、担当者は別人。 [経済・生活・社会]

【旭化成建材、北海道杭打ち工事でまたデータ流用】

横浜市の傾きマンション問題で、杭打ち工事のデータ改ざんが問題になりましたが、
北海道の釧路市内の道営住宅でも、杭打ちのデータが流用されており、横浜の担当
とは別人であることもわかりました。

22日に横浜でのデータ改ざんを認めた男性社員が関与した工事は、全国で41件あ
ったと発表しました。しかし、北海道内の物件は含まれていませんでした。

北海道は独自調査を行う中で、杭打ち時の電流計の記録に不自然な点があったため、
28日に旭化成建材に確認したところ、データ流用を認めたので発表しました。

また、旭化成建材の親会社の旭化成は「横浜の担当者とは別の担当者が偽装したこ
とになる」と説明しました。

釧路市の道営住宅の改善工事で見つかったのは、2010年7月から11年8月に実施し
た物件です。

【担当は横浜と別人】

北海道の物件は横浜のデータ改ざんを行った現場担当者と別人であった。

この意味は、旭化成建材の組織的な問題、いや建築業界の組織的な構造問題ではな
いかという疑いが濃厚になったことです。

いや、この業界のみならず構造的な発注&受注体制がこのような問題を生み出した
のではと思う方も多いと思います。

それは、判らなければ良い。工期に間に合えば良い。計画書が優れている。
などなど現場の意向がまったく反映されていなくても、書類で考査されそれが重要
判断になる構造です。

たぶん、現場の末端な方ほど、「これはまずい」と思っているはずで、その声を聴
かない上層部の独自の判断がこのような結末になるのではないでしょうか?

「組織ぐるみ」・・・このような声が聞こえてくるのは当然の結果ですね。

【受注構造】

想像ですが、改ざんを行った担当は、旭化成建材の下請けのたぶん契約社員だと思
います。

これだけ大きな問題を、現場担当者の旭化成建材の下請けの契約社員に押し付ける
印象のある旭化成建材と、その親会社の旭化成にこそ責任がありますよね。

さらにはその大元になっている三井住友建設なども国はしっかり調査してほしいと
思います。

さて、問題になった傾きマンション「パークシティLaLa横浜」は、2006年から三井
不動産グループ(三井不動産レジデンシャル)が販売した物件です。

8本が硬い地盤に届いておらずマンションが傾く事態になりました。
 

北海道の釧路市の道営住宅の改修工事では、31本の杭のうち1本で別の杭のデータ
の流用されていました。

旭化成建材はデータの流用を認めたうえで元請け業者に確認したところ、「適正に施
工しているので安全性には問題ない」とコメントしています。

改ざんして問題がないと言い切れるのでしょうか?

道内で同社が過去10年に行った杭打ち工事は全国最多の422件です。
このうち少なくとも65件が道発注分の工事でした。

【感想】
この問題の本質は担当者が誰かというよりかは、社長や会社の責任だと思います。

構造的な膿があればしっかりこの際に出していただき、建築業界の改革を国と業界で
行ってほしいと思います。





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タグ:旭化成建材
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